酵素ってなに?ダイエットに効くの?

“酵素”はどのような物質で、どのような働きをしているかをご存知ですか?

ダイエットの効果があるのかどうか、気になっている人も多いのではないでしょうか。

そんな酵素について、知識ゼロの方にもわかりやすく解説します。

酵素の種類は3種類

酵素は人、動物、植物、微生物などあらゆるものに存在します。その酵素はたんぱく質でできています。

私たちの体は代謝酵素、消化酵素を作り出し、食べ物から食物酵素を摂り入れています。では各酵素のカラダでの働きについて説明します。

1. ダイエットの鍵を握る代謝酵素

カラダは主に糖質と脂質をエネルギーに変えて生きています。食事を摂っただけでは取り込んだ栄養素はエネルギーを作り出せません。

車にガソリンを入れただけでは動かないのと同じで、カラダにエンジンをかける必要があります。代謝酵素は筋肉や臓器に存在しエンジンの働きをしています。

代謝酵素がしっかりと働く体は、代謝効率の良い体であり、肥満予防が期待できます。

2. 栄養の吸収を助ける消化酵素

たんぱく質はアミノ酸が結合し、糖質はグルコースなどが結合し、脂質は脂肪酸が結合してできています。

食事からこれらの栄養素(たんぱく質・糖質・脂質)を食べた場合、アミノ酸、グルコース、脂肪酸というレベルにまで分解しなければ吸収することができません。結合部分をハサミで切るイメージです。

消化酵素は胃や小腸に存在しハサミの働きをしています。

3. 酵素は体内だけじゃない!食物酵素

代謝酵素や消化酵素は体内で作り出していますが、食物酵素はそれぞれの食物に含まれている酵素です。役割は消化酵素と同じくその食物に含まれる栄養素の連結部分を切ることです。

ただし、酵素の活性が高まる温度は50度前後です。

加熱調理をすることで、酵素の働きは失われます。野菜などを生で食べた時に摂り入れられる酵素です。

酵素が不足するとどうなる

消化酵素が不足することで、食べた栄養成分を消化する能力が低下し、体内に取り込まれにくくなります。

また代謝酵素が不足すると、取り込んだ栄養素をエネルギーに効率よく変えることができず、疲れがでやすくなります。

さらにせっかく取り込んだ栄養素を代謝できなければ、脂肪を蓄積することになり、体に脂肪がつきやすいといった症状につながります。

酵素の不足により、栄養不足に陥り、体力が低下し、疲れやすい体、太りやすい体質になる危険性が考えられます。だから酵素は健康的に生きるために絶対に必要なものなのです。

どんな人が不足しがちか

一生で作ることができる酵素の量は決まっているといわれています。そのため、高齢者は若者に比べ使える酵素の量は減っています。カラダが作ることのできる酵素の量は決まっていると言われています。

特に40代は20代と比べ50%、60代ではなんと30%しか作れなくなってしまうんです。酵素の無駄づかいこそが、酵素の不足を招いてしまいます。

不足した酵素は食べ物から補うことが大事です。

高齢になってもたくさんの酵素を使えるような食生活をすることが鍵となります。

こんな食生活は酵素の無駄づかい
  • 生野菜をあまり食べず、焼肉、揚げ物、こってりラーメンなど加熱した食事が多い
  • スイーツやお菓子など甘いものが大好き
  • インスタント食品やファストフードをよく利用する
  • 夜更かしと朝寝坊で食事時間が遅くなる

このような食生活は砂糖や体の害につながりやすい油の摂りすぎにつながっています。糖や油を体内で分解するためにたくさんの酵素を使ってしまいます。

また、酵素の活性や胃の活動は正午から夕方にかけてピークです。夜9時以降には働きが弱まります。食事時間が遅い人は消化しきれず、酵素の無駄づかいや胃に負担をかけることになります。

体で作られる酵素量が決まっているのであれば、食物酵素を効率よく摂り入れて、体内の酵素量を増やしたいですね。

酵素が含まれる食品

では、どのような食品に酵素が含まれているのでしょうか。

野菜には食物酵素が豊富です。熱による失活を防ぐため、生野菜を食事に摂り入れましょう。果物にも酵素が多く含まれます。食後より食事の1時間ほど前に食べることで、食事中のたんぱく質などの分解に役立ちます。

野菜・果物

酵素を含む野菜・果物は次のようなものがあります。

野菜果物
大根
キャベツ
山芋
玉ねぎ
セロリ
人参
トマト
きゅうり
ブロッコリー
にんにく
しょうが
りんご
バナナ
パイナップル
キウイフルーツ
アボカド

発酵食品

発酵食品は発酵の過程で、消化酵素などの多くの酵素が発生します。また酵素だけでなく、乳酸菌が豊富です。乳酸菌は酵素の働きを手助けするため、是非摂り入れたいです。

中でも植物性乳酸菌は胃酸による影響が少なく腸まで届きやすいためおすすめです。

動物性乳酸菌植物性乳酸菌
牛乳
チーズ
ヨーグルト
納豆
漬物
ぬか漬け
キムチ
甘酒
みそ

酵素力アップのためにプラスしたいもの

酵素が正常に機能するために日頃からできる生活習慣があります。

食物繊維

食物繊維を摂ることで、コレステロールをコントロールし、血糖値の急激な上昇を抑えることで糖尿病予防・改善にも効果が期待できます。

また、腸内環境を整えることで、酵素の働きが良くなります。

抗酸化食品

体内の活性酸素は細胞がスムーズに代謝し、エネルギーを効率よく利用する効果を低下させます。

発酵食品には活性酸素を不活化させる抗酸化作用が期待できます。これにプラスして抗酸化作用のあるビタミン(ビタミンA・E・C)を多く含む食品を摂取することで、体の酸化を防ぎ、細胞を保護します。

細胞を守ることはスムーズな代謝を行える体になり、結果的に代謝がアップし、痩せやすい体づくりにつながります。

睡眠

睡眠は脳や体を休めると同時に、日中に使う酵素を作り出し、蓄える時間でもあります。

朝から酵素をしっかりと使える状態にするためにも、深夜0時をすぎない内に就寝し、7時間程度の睡眠をとりましょう。

酵素の力で健康に

体の酵素を活用することは、体の働きをスムーズにし、活動的な毎日を送る力につながります。

酵素の無駄づかいをせず、食物酵素の力をかりながら、健康的な生活をおくりましょう。